今月のトピック バックナンバー

ダイエット第3のポイント

日に日に涼しくなり、冬の足音も聞こえてきそうな季節です。1ヶ月前とは比べ物にならないくらい夜は寝ることが心地よいですね。そんなすごしやすいこの季節ですが、ダイエットには要注意の季節でもあるわけです。以前お話したように秋は身体が脂肪を取り込もうとする季節でもあるわけです。 今月はダイエットにおいて食べる・動く以外に大事な要素であり、以外に見過ごされている神経回路についてお話します。

ダイエットと神経回路の関係

もともと人の身体は自律神経によりコントロールされています。体温調節や体重調節、身体活動と睡眠。そのほか食事をするための空腹や満腹を察知するなどの機能は、自律神経の交感神経と副交感神経によるものです。この自律神経の回路が正常であれば、脂肪を消費したり、多すぎる脂肪蓄積に歯止めをかけてもくれます。

ですが、現代人は自律神経の働きが低下してきているといえます。要するにダイエットするための身体のシステムが狂ってしまっている訳です。 狂ったままのシステムでは効果を期待できません。 交感神経と副交感神経は1日の中で交互に働いています。朝起きて日中、積極的に身体活動がなされるように交感神経がONになります。 夜には、睡眠を誘い身体を保護していくため副交感神経に切り替わります。朝と夜だけではなく、1日の中でスイッチの切り替わりは何度も行われます。食事の前や後なども切り替わっています。

神経スイッチの切り替わりは脂肪を燃焼しやすい物質を分泌させ実際に脂肪燃焼させたり、反対にエネルギー貯蔵をするために脂肪を蓄える働きに切り替わったりなど身体の中で繰り返し行われています。そのようなことで自律神経はダイエットをする上でとても重要な役割を持っています。

神経回路を正常に働かせるためには?

皆さんの生活リズムは規則正しいですか?近年多くの人たちは学生時代には受験勉強をすることから始まり、電気をこうこうとつけたままにしていたり、お酒を飲んだり、カラオケをしたり。また夜遅くにパソコン作業、テレビゲームやテレビ視聴など夜型の生活になっているようです。このような生活をしていくと自律神経の疲労が蓄積し、機能低下が起こります。その他ストレスや運動不足も自律神経疲労の大きな要因になります。

上手なダイエットの基本として神経回路を正常に機能させることが重要です。食べる量を減らして、運動をしているのに脂肪が落ちないという話を聞くこともありますが、生活習慣が不規則になっていないでしょうか。規則正しい生活習慣に改善することで、ダイエットの成果が大きく変化することも考えられます。

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