今月のトピック バックナンバー

筋肉がつる!

明けましておめでとうございます。2012年になりました。皆様にとって今年が良い年になりますよう願っております。

さて2012年1回目のトピックは、『筋肉がつる』というテーマでお話をしようと思います。最近、『寝ているときに足がつるのですが』というクライアントが多いのでこのテーマをピックアップしました。

「つる」とは

どんな状況か
筋肉が緊張し極度に縮んでいる状態です。強い痛みを感じ、重度の場合には肉離れ(筋断裂)になることもあります。
どんな時につるのか(クライアントの話を参考)
①夜寝ている時(睡眠中)
②正座やあぐらなどして床・畳などに座っている時
③運動中
④運動後
原因は?

いろいろな原因があるようですが確たる理由は判らないようです。しかし代表的なものとしては以下のようなことが挙げられます。

❶細胞内水分の減少
激しい運動による著しい水分減少、また年齢による体水分の減少などで血液中電解質が不足します。

❷寒冷や温熱などの環境変化
冬期の低気温による筋温の低下、著しい気温変化。また睡眠中の体温低下(睡眠中は1度~1.5度程度体温が下がります)。

❸神経系の反射異常
筋肉や腱にある感覚受容器と中枢神経の疲労または、強度な運動・運動不足などによる神経回路の機能低下。

上記の原因で考えた場合、激しい運動後、筋疲労のケアをしていないと、筋緊張が強くなり、つる事があります。さらに発汗による水分不足によりつる可能性は高くなります。高齢の方が夜中(明け方)などに発症する場合は、年齢による水分低下・就眠中の体温低下による筋肉の冷え。また感覚受容器の低下により脳からの信号が上手く伝わらず、極度な筋収縮を起こしやすくなります。筋肉がつる現象は、決して一つではなくいくつかの要因が重なり複合された場合が多いように感じます。

対策は?

水分補給を

では筋肉がつることを防ぐにはどうしたら良いでしょうか?

  1. バランスの取れた規則正しい食事を心がける。
  2. 適度な運動を行い、筋肉及び腱の感覚受容器の機能を維持する。
  3. ストレッチングを習慣的に行い筋肉の柔軟性を高める。
  4. 激しい運動後などにはマッサージ、ストレッチングなどのケアを行う。
  5. 就寝時には筋温が下がりにくくするようにサポーターなどを利用する。

以上のことに気をつけて、もし頻繁に起こる場合や改善が見られない場合は何らかの疾患からきている可能性もありますので医師の診断をお受けください。

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