今月のトピック バックナンバー

2020という年。5か月が過ぎて…

2020年になって5か月が過ぎました。1月を迎えたときにはオリンピックイヤーで記念すべき年の始まりだと誰もが思っていたはずです。今は6月、まさかこのような事態になっていようなどとは誰も思ってもいなかったはずです。今月のトピックは2020年に入ってからの私の行動についてお話ししようと思います。

2020年の幕開けはいつもの通り、スキー場で迎えました。ですが今年は雪が少なく年末のぎりぎりまで雪がありませんでした。それでも何とか雪が降り、お正月の忙しい時期を過ごせたという感じでした。その後、お正月の気分も抜け、こちらもいつも通り授業が始まりいつも通りの1月を過ごしていました。

今年は自分自身のイベントとして1月末に岩手県のスキー場(安比高原と雫石スキー場)に滑りに行くことを計画していました。このころには新型コロナウィルスの影響などは考えてもおらず、しっかりと岩手に移動してスノーボードを楽しみました。ですが・・・その時、すでに中国では感染範囲が拡がり始めていたことは言うまでもありません。たしか安比高原にも中国人観光客がたくさん来ていて、スキー場の薬局でマスクを大量に買い込んでいたのを覚えています。

2月に入ると3日には豪華客船ダイヤモンドプリンセス号が横浜大黒ふ頭に入港。感染者の確認がされ日本でも警戒、関心を持つ人が増えていきました。私は岩手から戻り、その後2月8日から12日までスキー場勤務。さらに13日からはベトナムへの旅行を決めていました。

この時点ではまだ他人事としてとらえていました。ベトナム渡航後旅行を楽しみながら日本にいる知人とLINEのやり取りをしていました。滞在中にコロナウィルスの感染が徐々に拡大し脅威になってきていることが伝わってきました。21日に帰国した際には、羽田飛行場などではサーモグラフィーによる検温、マスク着用などの指示が出ており出国時との変化が一目瞭然でした。

そして2月も終わり3月に入ると感染拡大はさらに勢いを増しました。それでもこのころの政府の対応は、緩やかに感染を促し抗体をつくり、60%の人が感染することで収束に向かうという見解で対策を進めていたと思います。高齢者や基礎疾患の所持者でなければあまり恐れることはないとメディアでもいっていたと思います。しかし、日がたつにつれ日本以外の国での感染が拡がり、死亡者の増加が顕著になり日本における政策も変わっていきました。

そんな中4月7日ついに緊急事態宣言が発令されました。海外のようなロックダウンの要請は出ないにしても、メディアでは朝から晩まで自粛の要請。マスクをしていない人は冷ややかな目で見られたり、夜に営業している店舗に嫌がらせがあったりなどの異常なまでの反応も出てきていました。 ほとんどの人が自宅にいるという、いまだかつて経験したことがない生活様式をとることになりました。

学校閉鎖

もちろん私の生活パターンも大きく変化しました。それまでかろうじて開いていたジムはクローズ、個人的に継続していたクライアントとも一時的に中断。学校での新学期の予定もすべて白紙になり、授業は休校となりました。それでも一部トレーニングのオーダーもあったので、週何回かはお仕事をしていましたが週休5日の生活をしていました。こうなると私の動きにも変化が起きます。トレーニングができないため公園でTRXを実施したり、屋外をできるだけ歩く努力をしたりをしました。また先月のトピックで紹介したトレーニングなども実践したりもしていました。

さらに自宅の部屋の断捨離を行い、何年も放置してあった物などを捨てることになりました。そして毎日のようにDVDを鑑賞し、今まで使っていなかったゲームも始めることにもなりました。 幸いなことに自分自身には新型コロナの症状は一切出ていません。(それでも感染の可能性はあるのかもしれませんが)今にいたっても症状はありません。

いまだかつて経験したことのない緊急事態宣言の発令によって、生活が変化した訳ですが、今まで手付かずだったことを行うきっかけにもなりました。決して良かったなどとは言えませんが、自分自身の新しい行動パターンを考えるためには有効な時間であるといえます。

5月末に段階的に緊急事態宣言は解除されてはいますが、第2波、3波が来ることはかなりの高い確率で予想ができます。そうなった時に国民はどう対応するのでしょうか?宣言を解除した瞬間、日常が以前のような動きに戻っていることは間違いありません。まだまだ、コロナウィルスによる影響は継続していくことだと思います。

現実問題として学校は5月18日からオンライン授業を行い、実技科目では6月1日から対面で授業が再開されています。ですが分散登校により実技授業の展開は非常に難しくなっています。 クライアントさんのセッションは戻りつつありますが、まだまだ県をまたいでの移動には気を遣っています。

本来なら高校生はインターハイ、夏の甲子園に向かって予選を戦う時期であります。ビーチバレーでは2020シーズンのスタートでした。さらに東京オリンピックが2か月後に迫りアスリートたちのモチベーション、メディアの煽りによって国民の関心も高くなる時期であるはずでした。オリンピックは1年後に延期、国内のスポーツイベントなどはすべて中止。とても残念なことです。オリンピックに関しては来年本当にできるのかは心配でなりません。

自分自身としては新しい時間の使い方を考えることができましたが、やはり経済的には大きなダメージを負ってしまっていることは言うまでもありません。今後、第2波、3波を最小限に食い止め、少しずつ収束の道を迎えることができればよいと思います。

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